クロムハーツファンにはちょっと衝撃的なニュースが飛び込んできました。
ユナイテッドアローズ、クロムハーツ事業を創始者に完全譲渡へ
びっくりしましたね。なんでも、
10月1日付で、クロムハーツ事業に関する権利義務を簡易吸収分割という方法により、
・新しく設立する合同会社「CHROME HEARTS JP 合同会社(予定)」(代表:竹田光広)に承継。
・その後、新会社の持ち分をクロムハーツ創始者のリチャード・スタークが運営する「CH Holding Company」に対して複数回に分けて譲渡する。
↓
完全譲渡
というわけです。
ちょっとこれだけではわからないので、更に詳しく見ていきましょう!
ユナイテッドアローズが段階的にクロムハーツライセンス契約終了へ・・・
ユナイテッドアローズ社は、1999年から「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」とライセンス契約を結び、
日本国内唯一の正規販売代理店として単独店舗及び「ユナイテッドアローズ」店舗で商品を販売してきたました。(今のライセンス契約のライセンサーは、クロムハーツジャパン有限会社)
そして、平成 28 年 9 月末日にその契約期間が満了するところ、ライセンス契約の延長の可能性も含めて、「CHROME HEARTS」ブランドの日本国内における展開に関して、CH 創業家及び Chrome Hearts LLC(米国にて「CHROME HEARTS」ブランドを運営・管理する会社)らと協議を重ねた結果・・・
アローズは「CHROME HEARTS」ブランドへの関与を継続しつつ、かつ、クロムハーツ事業の収益を可及的に維持する方策をとり、
2016年9月末日のライセンス契約期間満了とともに、クロムハーツ事業に関する権利義務を新会社に承継させた後、
2016年12月から2024年12月までの期間、(約8年間)で新会社の持ち分の全てをCH Holding Company(創始者であるリチャードスターク氏及びその親族の会社)に対して複数回に分けて譲渡することになりました。
譲渡が完了するまでの期間、新会社はユナイテッドアローズ社とCH Holding Companyが合弁事業として運営。
2024年12月末の譲渡完了を予定しています。
詳しくはユナイテッド・アローズHPに記載↓
→会社分割(簡易吸収分割)及び子会社(合同会社)の持分の譲渡に関するお知らせ
出典:UAHPより
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まとめ、解説
今回のライセンス契約終了は創業家側が日本での販売を直接コントロールしたいからのようです。今回みたいに段階的に譲渡するのはもちろん理由があるようで・・・
クロムハーツ側はいきなり10月から100%譲渡されても日本での小売の運営ノウハウを持ってないので困る・・・
そしてアローズ側もクロムハーツの売上高は連結業績の8.1%を占める114億6300万円といきなりこれだけの売り上げがなくなると困るわけです。
なので、8年に分けて数回ずつ譲渡していくということになったわけです。
今後はアローズから新会社に人員を出向という形でノウハウを移管。この間に今後もアローズでクロムハーツが販売できるよう交渉していくようです。
この様に海外ブランドが一度ライセンス契約して、その後自分たちの運営に切り替えるというのはよくあること。ちょっとせこい感じもしますが、契約してる間は日本の企業も儲かってるわけですから何も言えませんね。
今後直営店がどうなっていくのか?何か劇的に変化することはあるのか?他のクロムハーツを販売してるショップに影響は??
色々疑問は出てきますが、見守るしかないですね・
ユナイテッド・アローズからクロムハーツが消えるかも・・・と言うのは寂しいですが、2024年12月末までと期間も長いですから、これからに注目しましょう。
それでは。